vol.24のおでん種 は「がんもどき」。
さて、「めぐみ食堂」というおでん屋が舞台の小説『婚活食堂』の作者である山口恵以子さんは、めぐみ食堂のメニューからどの肴とお酒を合わせるのでしょうか。

今週のおでん種「がんもどき」

水けを切った豆腐に、にんじん、ひじき、ごまなどを加え揚げたもので、味が雁に似ているのでこの名が付いたとされる。「飛竜頭:ひりゅうず(ひろうす)」ともいい、語源はポルトガル菓子と製法が似ているという説、形が竜の頭に似ている説などがあるが定かではない。

おでん種「がんもどき」に合う肴
<ホタルイカとウドのぬた>

材料(2人分

  • ホタルイカ・・・1パック
  • ウド・・・1本(大きければ半分か2/3)
  • 白味噌・・・大匙2
  • 酢・・・大匙1
  • 砂糖・・・大匙1
  • 酒・・・大匙1
  • 練り辛子・・・少々
ホタルイカとウドのぬた

作り方

  1. ウドは皮を剥いて長さ4cmくらいの薄めの短冊に切り、水に晒す。
  2. ホタルイカは目を取る。丁寧にやるなら、足の付け根の玉も取る。
  3. 鍋に白味噌と酒を入れて弱火に掛けて練り、アルコールが飛んだら酢と砂糖を加えて練り、最後に練り辛子を入れて火を止める。
  4. ウドの水気を切り、ホタルイカ、酢味噌と合わせる。
  • 酢の代わりに、柚子や酢橘の絞り汁を使っても美味しい。
  • 面倒なら、辛子酢味噌は市販の品を使ってもOKです。

ペアリング

「がんもどき」
「ホタルイカとウドのぬた」には
『鳳凰美田』純米吟醸・冷酒(小林酒造)

ホタルイカとウドのぬた、おでん盛り、冷酒
おでん種:がんもどき・新玉ねぎ・はまぐり

【作家コメント】『鳳凰美田』純米吟醸は香り豊かで複雑な味わい。貝類や甲殻類と合わせると、生臭みを消して酒も美味くなる。

作家山口恵以子
『婚活食堂』作家 山口恵以子

このおかずが掲載している箇所
『婚活食堂』第3巻

婚活食堂第3巻
『婚活食堂』第3巻

「それと、ホタルイカとウドのぬた。こっちも今月限りよね?」
「はい、ありがとうございます。お次のお飲み物は、如何しましょうか」
もちろん、二人は揃って日本酒を選んだ。

婚活食堂と山口恵以子さんについて

『婚活食堂』

女将の恵が1人で切り盛りするおでん屋、東京・四谷の「めぐみ食堂」を舞台とした連作短編集。元・人気占い師の恵は、ある事情があって今は“見る力”を失っていたが、結婚のさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、“男女の縁”が見えるようになって——。ときにほろ苦くも心あたたまるハートフルストーリー。2024年11月現在、PHP文芸文庫から12巻まで刊行中(シリーズ累計35万部)。

PHP研究所『婚活食堂』ページはこちら

※『食と酒シリーズ』(『婚活食堂』『食堂のおばちゃん』『ゆうれい居酒屋』)では100万部を超える

山口恵以子(やまぐち・えいこ)

脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年『邪剣始末』で作家デビュー。2013年『月下上海』で第20回松本清張賞受賞。近著に『めしのせ食堂: こころとお腹を満たす物語と「ご飯のおとも」』『ライト・スタッフ』『バナナケーキの幸福 アカナナ洋菓子店のほろ苦レシピ』 などがある。

料理:田村有希、奥津真実/撮影:岩下秀徳/書籍装丁:大岡喜直(next door design)/書籍装画:pon-marsh/協力:PHP研究所

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