婚活食堂の「牛タン」に合う肴とお酒
vol.16のおでん種 は「牛タン」。
さて、「めぐみ食堂」というおでん屋が舞台の小説『婚活食堂』の作者である山口恵以子さんは、めぐみ食堂のメニューからどの肴とお酒を合わせるのでしょうか。
今週のおでん種「牛タン」
おでん専門店の花形メニューで牛タン専門店でも供された。厚切りを使用する店舗、薄切りを使用する店舗と様ざま。洋風おでん店でラビゴットソースでいただくメニューがあった。小説『婚活食堂3巻』では舞台のおでん屋に通う常連客の話題のメニューとなった。
おでん種 「牛タン」に合う肴
<サツマイモのヨーグルトサラダ>
材料(2人分)
- サツマイモ・・・200g
- ヨーグルト(無糖)・・・100g
- ハチミツ・・・大匙1
- 白煎りゴマ・・・少々
作り方
- サツマイモは両端を切り落とし、1㎝角に切る。
- 耐熱容器に(1)を入れ、ラップをして600Wで3分加熱する。
- ヨーグルトとハチミツを混ぜ合わせ、(2)に絡める。
- 器に盛って、仕上げに白煎りゴマを振る。
- サツマイモの甘さとヨーグルトの酸味がよく合って、デザート感覚で食べられます。
ペアリング
「牛タン」
「サツマイモのヨーグルトサラダ」には
『五人娘』無濾過純米・冷酒(寺田本家)
【作家コメント】『五人娘』無濾過純米は自然な手作りで人気のお酒。名前は清純無垢な乙女のイメージから付けられた。
このおかずが掲載している箇所
『婚活食堂』第8巻
サツマイモのヨーグルトサラダは、芋の甘味とヨーグルトの酸味のバランスが良く、手軽に作れて美味しいサラダだ。使う具材はサツマイモとクルミだけだったが、レシピ動画の投稿に「レーズンを入れると抜群」と書いてあったので、真似してみた。
婚活食堂と山口恵以子さんについて
『婚活食堂』
女将の恵が一人で切り盛りするおでん屋、東京・四谷の「めぐみ食堂」を舞台とした連作短編集。元・人気占い師の恵は、ある事情があって今は“見る力”を失っていたが、結婚のさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、“男女の縁”が見えるようになって——。ときにほろ苦くも心あたたまるハートフルストーリー。2024年5月現在、PHP文芸文庫から12巻まで刊行中(シリーズ累計35万部)。
PHP研究所『婚活食堂』ページはこちら
※『食と酒シリーズ』(『婚活食堂』『食堂のおばちゃん』『ゆうれい居酒屋』)では100万部を超える。
山口恵以子(やまぐち・えいこ)
脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年『邪剣始末』で作家デビュー。2013年『月下上海』で第20回松本清張賞受賞。近著に『めしのせ食堂: こころとお腹を満たす物語と「ご飯のおとも」』『ライト・スタッフ』『バナナケーキの幸福 アカナナ洋菓子店のほろ苦レシピ』 などがある。
料理:田村有希、奥津真実/撮影:岩下秀徳/書籍装丁:大岡喜直(next door design)/書籍装画:pon-marsh/協力:PHP研究所