婚活食堂の「いか巻」に合う肴とお酒
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vol.22のおでん種 は「いか巻」。
さて、「めぐみ食堂」というおでん屋が舞台の小説『婚活食堂』の作者である山口恵以子さんは、めぐみ食堂のメニューからどの肴とお酒を合わせるのでしょうか。
今週のおでん種「いか巻」
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いかを芯にして魚のすり身で巻いたさつま揚。中身のいかは胴体部分を使用したものとゲソ部分を使用したものと両方存在する。
おでん種 「いか巻」に合う肴
<ゆり根としめじのバターホイル蒸し>
材料(2人分)
- ゆり根・・・4株
- しめじ・・・1株
- バター・・・30g
- 黒胡椒・・・適量
- お好みで塩または醤油・・・少々
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作り方
- ゆり根は洗って鱗片を1枚ずつ剥がし、更に洗って黒い部分を落とす。大きな鱗片は2つに切る。
- しめじは石突きを落とし、手で1本ずつバラバラにする。
- ゆり根としめじを混ぜ合わせ、黒胡椒を振る。
- アルミホイルを2枚広げて(3)を半量ずつ載せ、バターを15gずつトッピングし、キャンディのように包む。
- 蒸し器に並べて15分ほど蒸して出来上がり。蒸し器がない場合はフライパンに水300ccを入れ、ホイル包みを入れて蓋をし、蒸し焼きにする。
- 塩味が足りない場合は塩、醤油、ポン酢などをかけて下さい。
ペアリング
「いか巻」
「ゆり根としめじのバターホイル蒸し」には
『七田』無濾過生・冷酒(天山酒造)
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おでん種:いか巻・葱鮪・かぶ
【作家コメント】『七田』無濾過生は濃厚な旨口タイプだが、酸で切るので後口は軽快。バターを使った料理に合う。
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『婚活食堂』作家 山口恵以子
このおかずが掲載している箇所
『婚活食堂』第4巻
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『婚活食堂』第4巻
ゆり根としめじも材料をホイルに包んで蒸せば出来上がりだ。
「ホイル焼きにしないで蒸すのはどうして?」
「焦げる心配がないでしょう」
「なるほどね。今度うちでもやってみるわ」
婚活食堂と山口恵以子さんについて
『婚活食堂』
女将の恵が一人で切り盛りするおでん屋、東京・四谷の「めぐみ食堂」を舞台とした連作短編集。元・人気占い師の恵は、ある事情があって今は“見る力”を失っていたが、結婚のさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、“男女の縁”が見えるようになって——。ときにほろ苦くも心あたたまるハートフルストーリー。2024年11月現在、PHP文芸文庫から12巻まで刊行中(シリーズ累計35万部)。
PHP研究所『婚活食堂』ページはこちら
※『食と酒シリーズ』(『婚活食堂』『食堂のおばちゃん』『ゆうれい居酒屋』)では100万部を超える。
山口恵以子(やまぐち・えいこ)
脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年『邪剣始末』で作家デビュー。2013年『月下上海』で第20回松本清張賞受賞。近著に『めしのせ食堂: こころとお腹を満たす物語と「ご飯のおとも」』『ライト・スタッフ』『バナナケーキの幸福 アカナナ洋菓子店のほろ苦レシピ』 などがある。
料理:田村有希、奥津真実/撮影:岩下秀徳/書籍装丁:大岡喜直(next door design)/書籍装画:pon-marsh/協力:PHP研究所