![](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202405/mode3_w700-konkatsumenu_mb_1-26_240521_121814.jpg)
vol.7のおでん種 は「コロ」。
さて、「めぐみ食堂」というおでん屋が舞台の小説『婚活食堂』の作者である山口恵以子さんは、めぐみ食堂のメニューからどの肴とお酒を合わせるのでしょうか。
今週のおでん種「コロ」
![コロ](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202407/mode3_w340-07_o_0445_1200px.jpg)
くじらの背側の黒皮とその下の脂肪層を「本皮」という。本皮を加熱して脂肪分を落とした後に乾燥させたものを「干コロ」という。そのほとんどが脂肪分とゼラチン質で、くじら特有のコクがあり関西のおでんに欠かせない存在であったが価格が上がり贅沢な品となった。
おでん種 「コロ」に合う肴
<夏野菜のバーニャカウダ>
材料(2~3人分)
- ニンニク・・・3片
- アンチョビ・・・6枚
- オリーブオイル・・・100cc
- 牛乳・・・100cc
- 生クリーム・・・50cc
- 塩・胡椒・・・少々
- 夏野菜・・・適宜
![夏野菜のバーニャカウダ](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202407/mode3_w700-07_s_0546_1200px.jpg)
作り方
- 鍋にニンニクと牛乳を入れて火に掛け、沸騰したら中火で15~20分ほど煮る。
- あら熱が取れたら、鍋の中身とアンチョビをブレンダー(ミキサー)に掛ける【A】。
- 鍋に【A】とオリーブオイルを入れて火に掛け、混ぜ合わせながら沸騰しないように弱火で煮て、生クリームを加えて塩・胡椒で味を調え、火を止める。
- バーニャカウダソースが温かいうちに、野菜に付けて召し上がれ。
- 野菜は生で食べられるものなら何でも合います。
ペアリング
「コロ」
「夏野菜のバーニャカウダ」には
『市来焼酎ぷう』・ソーダ割(田崎酒造)
![夏野菜のバーニャカウダ、おでん盛り、ソーダ割](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202406/mode3_w700-07_a_0174_1200px.jpg)
おでん種:コロ・厚揚げ・牛すじ
【作家コメント】『市来焼酎ぷう』はバラのような華やかな香りとハーブの爽やかさを持った焼酎。夏はソーダ割でさっぱりと。
![](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202402/mode3_w170-山口恵以子_S.jpg)
『婚活食堂』作家 山口恵以子
このおかずが掲載している箇所
『婚活食堂』第3巻
![『婚活食堂』第3巻](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w220-cover03.jpg)
『婚活食堂』第3巻
ニンニク、牛乳、アンチョビをミキサーに掛け、オリーブオイル、生クリームを丁寧に混ぜ合わせ、最後に塩・胡椒で味を調える。このソースを付ければ、たいていの野菜が美味しく食べられる。
「まさに東のもろきゅう、西のバーニャカウダよ」
婚活食堂と山口恵以子さんについて
『婚活食堂』
女将の恵が一人で切り盛りするおでん屋、東京・四谷の「めぐみ食堂」を舞台とした連作短編集。元・人気占い師の恵は、ある事情があって今は“見る力”を失っていたが、結婚のさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、“男女の縁”が見えるようになって——。ときにほろ苦くも心あたたまるハートフルストーリー。2024年5月現在、PHP文芸文庫から11巻まで刊行中(シリーズ累計35万部)。
PHP研究所『婚活食堂』ページはこちら
※『食と酒シリーズ』(『婚活食堂』『食堂のおばちゃん』『ゆうれい居酒屋』)では100万部を超える。
山口恵以子(やまぐち・えいこ)
脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年『邪剣始末』で作家デビュー。2013年『月下上海』で第20回松本清張賞受賞。近著に『めしのせ食堂: こころとお腹を満たす物語と「ご飯のおとも」』『ライト・スタッフ』『バナナケーキの幸福 アカナナ洋菓子店のほろ苦レシピ』 などがある。
![](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w700-konkatsu_MB_700.jpg)
vol.6のおでん種 は「厚揚げ」。
さて、「めぐみ食堂」というおでん屋が舞台の小説『婚活食堂』の作者である山口恵以子さんは、めぐみ食堂のメニューからどの肴とお酒を合わせるのでしょうか。
今週のおでん種「厚揚げ」
![厚揚げ](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w340-01_o_0377_240402_135646.jpg)
豆腐を揚げたもの。使用する豆腐は木綿豆腐が多いが最近は絹ごし豆腐も増えた。がんもどきと違い長時間の煮込みや高温での調理でも煮くずれしにくい。三角や方形に切ったり、串を刺したり、提供の仕方も多岐にわたる。調理時間が長い西日本での出現率が高い。
おでん種 「厚揚げ」に合う肴
<新キャベツとスモークサーモンの重ね漬け>
材料(2~3人分)
- 新キャベツの葉・・・4枚
- スモークサーモン・・・65~100g
- 塩麴・・・35~50g
- 塩・・・大匙2分の1
![新キャベツとスモークサーモンの重ね漬け](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w558-01_s_0480_240402_135725_1.jpg)
作り方
- ポリ袋に、塩と水カップ2分の1(分量外)を入れて混ぜ合わせる。
- 芯の厚みを削いだキャベツの葉を、ポリ袋に入れて口を閉じ、15分ほど室温で置き、しんなりしたら取り出して水気を切る。
- 別のポリ袋にキャベツの葉1枚を広げ、スモークサーモンを上に並べ、塩麴適量を載せて全面に伸ばす。その上に更にキャベツの葉を置き、同じようにスモークサーモンと塩麹を重ねてゆき、最後に4枚目のキャベツの葉を置く。
- ポリ袋の口を閉じて、室温で1時間置く。
- 食べやすく切って器に盛る。
ペアリング
「厚揚げ」
「新キャベツとスモークサーモンの重ね漬け」には
スパークリングワイン 『マルティーニ・ブリュット』
![新キャベツとスモークサーモンの重ね漬け、おでん盛り、スパークリングワイン](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w700-01_a_0038_Resize_Image_240404_232707_1.jpg)
おでん種:厚揚げ・根曲がり竹・玉子
【作家コメント】『マルティーニ・ブリュット』は、辛口ですっきりした飲み心地の料理に合わせやすいお酒。スモークサーモンとも相性バッチリ。スーパーやコンビニでも手に入るので試しやすい。
![](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202402/mode3_w170-山口恵以子_S.jpg)
『婚活食堂』作家 山口恵以子
このおかずが掲載している箇所
『婚活食堂』第3巻
![『婚活食堂』第3巻](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w220-cover03.jpg)
『婚活食堂』第3巻
新キャベツの緑とスモークサーモンのピンクがミルフィーユ状に重なった漬物は、目にも鮮やかだ。まいの目も輝いている。
「似ているところはあるかも知れませんが、一時間しか漬けていないので、漬物というよりサラダに近いと思います。味付けは塩麹を使っています」
婚活食堂と山口恵以子さんについて
『婚活食堂』
女将の恵が1人で切り盛りするおでん屋、東京・四谷の「めぐみ食堂」を舞台とした連作短編集。元・人気占い師の恵は、ある事情があって今は“見る力”を失っていたが、結婚のさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、“男女の縁”が見えるようになって——。ときにほろ苦くも心あたたまるハートフルストーリー。2024年5月現在、PHP文芸文庫から11巻まで刊行中(シリーズ累計35万部)。
PHP研究所『婚活食堂』ページはこちら
※『食と酒シリーズ』(『婚活食堂』『食堂のおばちゃん』『ゆうれい居酒屋』)では100万部を超える。
山口恵以子(やまぐち・えいこ)
脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年『邪剣始末』で作家デビュー。2013年『月下上海』で第20回松本清張賞受賞。近著に『めしのせ食堂: こころとお腹を満たす物語と「ご飯のおとも」』『ライト・スタッフ』『バナナケーキの幸福 アカナナ洋菓子店のほろ苦レシピ』 などがある。
料理:田村有希、奥津真実/撮影:岩下秀徳/書籍装丁:大岡喜直(next door design)/書籍装画:pon-marsh/協力:PHP研究所
![](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w700-konkatsu_MB_700.jpg)
vol.5のおでん種 は「春菊」。
さて、「めぐみ食堂」というおでん屋が舞台の小説『婚活食堂』の作者である山口恵以子さんは、めぐみ食堂のメニューからどの肴とお酒を合わせるのでしょうか。
今週のおでん種「春菊」
![春菊](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w340-05_o_0424_240410_193655.jpg)
別名は菊菜。島根県松江市のおでん専門店で供される。西日本のうち関西では、中葉種で分枝がなく根もとから収穫するおでんにも適する種類が栽培されている。大阪市には春菊を澄んだおでん汁にくぐらせ、削った柚子の皮を散らして供するおでん専門店もある。
おでん種 「春菊」に合う肴
<明石焼き>
材料(30個分)
- たこ焼き粉・・・50g
- 卵・・・3個
- 出汁(または水)・・・300cc
- 茹でタコ・サラダ油・水・だしの素・日本酒・醬油・小ネギ・・・適量
![明石焼き](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w700-05_s_0493_240410_193715.jpg)
作り方
- 茹でタコ(生は硬くなるので避ける)は、たこ焼きに入れやすい大きさに切る。
- たこ焼き粉と卵、出汁(だしの素を薄めに溶いた汁でOK)を混ぜ合わせ、タコを加えてタネを作る。
- たこ焼き器を加熱してサラダ油を敷き、タネを入れて焼く。たこ焼きに比べてタネが柔らかいので、ひっくり返すときに注意が必要。
- つけ汁を作る。水・だしの素・日本酒を鍋に入れて煮立て、アルコールを飛ばし、醤油(白醤油もOK)で味を調える。お好みで小ネギを小口切りにしてつけ汁に散らす。
- 本来は、小麦粉に「じん粉」(小麦でんぶん)を混ぜたものを使います。じん粉を加えるとよりふんわりと仕上がります。
ペアリング
「春菊」
「明石焼き」には
特別純米『喜久醉』・冷酒(青島酒造)
![明石焼き、おでん盛り、日本酒](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202406/mode3_w700-05_a_0074_240410_193747.jpg)
おでん種:春菊・大根・ごぼう巻
【作家コメント】特別純米『喜久醉』は、角のないまろやかな甘さを中心にした、軽快な味わい。野菜や豆腐、蕎麦など、あっさりした料理を生かします。
![](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202402/mode3_w170-山口恵以子_S.jpg)
『婚活食堂』作家 山口恵以子
このおかずが掲載している箇所
『婚活食堂』第5巻
![『婚活食堂』第5巻](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w220-cover05_240408_104253.jpg)
『婚活食堂』第5巻
杏奈も豊も、説明を聞いただけで食欲を刺激されたらしい。
「私、カルパッチョとイチジクの揚げ出し。シメは明石焼きね」
「僕も!」
二人はレモンハイと生ビールで乾杯した。
婚活食堂と山口恵以子さんについて
『婚活食堂』
女将の恵が1人で切り盛りするおでん屋、東京・四谷の「めぐみ食堂」を舞台とした連作短編集。元・人気占い師の恵は、ある事情があって今は“見る力”を失っていたが、結婚のさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、“男女の縁”が見えるようになって——。ときにほろ苦くも心あたたまるハートフルストーリー。2024年5月現在、PHP文芸文庫から11巻まで刊行中(シリーズ累計35万部)。
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※『食と酒シリーズ』(『婚活食堂』『食堂のおばちゃん』『ゆうれい居酒屋』)では100万部を超える。
山口恵以子(やまぐち・えいこ)
脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年『邪剣始末』で作家デビュー。2013年『月下上海』で第20回松本清張賞受賞。近著に『めしのせ食堂: こころとお腹を満たす物語と「ご飯のおとも」』『ライト・スタッフ』『バナナケーキの幸福 アカナナ洋菓子店のほろ苦レシピ』 などがある。
料理:田村有希、奥津真実/撮影:岩下秀徳/書籍装丁:大岡喜直(next door design)/書籍装画:pon-marsh/協力:PHP研究所
![](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w700-konkatsu_MB_700.jpg)
vol.4のおでん種 は「焼き豆腐」。
さて、「めぐみ食堂」というおでん屋が舞台の小説『婚活食堂』の作者である山口恵以子さんは、めぐみ食堂のメニューからどの肴とお酒を合わせるのでしょうか。
今週のおでん種「焼き豆腐」
![焼き豆腐](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w340-04_o_0374_240406_142059.jpg)
おでんの原型は豆腐田楽。これを江戸後期にしょうゆで煮込むようになり現在のおでんになった。家庭のおでんでは「絹ごし」より「木綿」の方がくずれにくいのでおすすめ。「焼き豆腐」はさらに扱いやすい。ほんのり香ばしく、おでんの汁を含むと熱燗にぴったり。
おでん種 「焼き豆腐」に合う肴
<鯛の昆布締め>
材料(2人分)
- 鯛の冊(さく)・・・1枚(刺身なら2人前)
- 昆布・・・鯛の冊(さく)の長さ×2
- 酒・・・少々
- 塩・・・少々
![鯛の昆布締め](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w700-04_s_0485_240406_143305.jpg)
作り方
- キッチンペーパーに酒を含ませ、昆布の表面を拭く。
- 鯛に塩を振り、満遍なく馴染ませる。
- 昆布の上に鯛の冊(さく)を載せ(刺身なら冊状にくっつけて置く)、上から更に昆布をかぶせてラップで包む。
- 冷蔵庫で6~24時間寝かせたら、切って盛り付ける。
- もっと簡単に作りたい人は、塩昆布(千切り)30gと鯛の刺身をポリ袋に入れて密閉し、室温で1~2時間置けば出来上がり。
ペアリング
「焼き豆腐」
「鯛の昆布締め」には
山廃純米 『酉与右衛門(酔右衛門)』・ぬる燗(川村酒造店)
![鯛の昆布締め、おでん盛り、日本酒](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202405/mode3_w700-04_a_0058_1200px.jpg)
おでん種:焼き豆腐・牛すじ・さつま揚
【作家コメント】山廃純米 『酉与右衛門(酔右衛門)』は、きれいな熟成がかかっていて刺身によく合う。熟成酒が苦手な人もお試しください。
![](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202402/mode3_w170-山口恵以子_S.jpg)
『婚活食堂』作家 山口恵以子
このおかずが掲載している箇所
『婚活食堂』第3巻
![『婚活食堂』第3巻](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w220-cover03.jpg)
『婚活食堂』第3巻
まいは何を選んで良いか迷っている様子だった。
「今日の一押しは鯛の昆布締めです。軽く締めていませんけど、お刺身とはひと味違うので、お試しにどうぞ」
婚活食堂と山口恵以子さんについて
『婚活食堂』
女将の恵が一人で切り盛りするおでん屋、東京・四谷の「めぐみ食堂」を舞台とした連作短編集。元・人気占い師の恵は、ある事情があって今は“見る力”を失っていたが、結婚のさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、“男女の縁”が見えるようになって——。ときにほろ苦くも心あたたまるハートフルストーリー。2024年5月現在、PHP文芸文庫から11巻まで刊行中(シリーズ累計35万部)。
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※『食と酒シリーズ』(『婚活食堂』『食堂のおばちゃん』『ゆうれい居酒屋』)では100万部を超える。
山口恵以子(やまぐち・えいこ)
脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年『邪剣始末』で作家デビュー。2013年『月下上海』で第20回松本清張賞受賞。近著に『めしのせ食堂: こころとお腹を満たす物語と「ご飯のおとも」』『ライト・スタッフ』『バナナケーキの幸福 アカナナ洋菓子店のほろ苦レシピ』 などがある。
料理:田村有希、奥津真実/撮影:岩下秀徳/書籍装丁:大岡喜直(next door design)/書籍装画:pon-marsh/協力:PHP研究所
![](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w700-konkatsu_MB_700.jpg)
vol.3のおでん種 は「アスパラガス」。
さて、「めぐみ食堂」というおでん屋が舞台の小説『婚活食堂』の作者である山口恵以子さんは、めぐみ食堂のメニューからどの肴とお酒を合わせるのでしょうか。
今週のおでん種「アスパラガス」
![アスパラガス](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w340-03_o_0323_240410_193035.jpg)
アスパラガスには白色のものと緑色のものがある。おでんには3~4等分位に切ってつまようじに刺すと扱いやすい。その際アスパラガスを1本ずつベーコンで巻いてもおいしい。細めのものならば、生ちくわにゆでたアスパラガスを射込んで種ものにするのもおすすめ。
おでん種 「アスパラガス」に合う肴
<菜の花とハマグリのクリーム煮>
材料(2人分)
- 菜の花・・・1束
- ハマグリ(大)・・・4個
- 生クリーム・・・1/4カップ
- 薄口醤油・・・小匙2
- 水溶き片栗粉・・・小匙1
【A】 - 日本酒・・・大匙1
- バター・・・小匙2
- 水・・・2/3カップ
![菜の花とハマグリのクリーム煮](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w700-03_s_0487_240410_193118.jpg)
作り方
- 菜の花は半分の長さに切り、さっと茹でてざるに上げる。
- ハマグリは殻をこすり合わせて洗う。
- フライパンに【A】とハマグリを入れ、蓋をして2、3分煮る。
- ハマグリの殻が開いたら生クリームを入れ、薄口醤油で味を調え、水溶き片栗粉でとろみを付け、菜の花を加えて混ぜ、軽く温める。
- クリーム煮は片栗粉でとろみを付けるので、簡単で失敗がありません。
- 本文では、おでんの出汁で煮ていますが、ハマグリから出汁が出るので、敢えてこのレシピでは出汁は加えていません。ただし、ハマグリ以外の材料で作る場合は、水の代わりに出汁を使うのがお勧めです。
ペアリング
「アスパラガス」
「菜の花とハマグリのクリーム煮」には
スパークリングワイン『クレマン・ド・ロワール』
【作家コメント】『クレマン・ド・ロワール』は、高級感のある複雑な味のスパークリングワイン。おしゃれな春を楽しんで。
![](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202402/mode3_w170-山口恵以子_S.jpg)
『婚活食堂』作家 山口恵以子
このおかずが掲載している箇所
『婚活食堂』第8巻
![『婚活食堂』第8巻](https://oden.kibun.co.jp/media/001/202404/mode3_w220-cover08.jpg)
『婚活食堂』第8巻
菜の花とハマグリのクリーム煮もちょっと自慢だ。
どちらも今年の初物で、レシピには、出汁で煮てバターと生クリームを加え、
片栗粉でとろみを付けると書いてあった。
それなら、おでんの汁で煮ればすぐ出来る。
めぐみ食堂のおでんの汁は、昆布と鰹節と鶏ガラで取っているのだから、出汁の宝庫だ。
婚活食堂と山口恵以子さんについて
『婚活食堂』
女将の恵が1人で切り盛りするおでん屋、東京・四谷の「めぐみ食堂」を舞台とした連作短編集。元・人気占い師の恵は、ある事情があって今は“見る力”を失っていたが、結婚のさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、“男女の縁”が見えるようになって——。ときにほろ苦くも心あたたまるハートフルストーリー。2024年5月現在、PHP文芸文庫から11巻まで刊行中(シリーズ累計35万部)。
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※『食と酒シリーズ』(『婚活食堂』『食堂のおばちゃん』『ゆうれい居酒屋』)では100万部を超える。
山口恵以子(やまぐち・えいこ)
脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年『邪剣始末』で作家デビュー。2013年『月下上海』で第20回松本清張賞受賞。近著に『めしのせ食堂: こころとお腹を満たす物語と「ご飯のおとも」』『ライト・スタッフ』『バナナケーキの幸福 アカナナ洋菓子店のほろ苦レシピ』 などがある。
料理:田村有希、奥津真実/撮影:岩下秀徳/書籍装丁:大岡喜直(next door design)/書籍装画:pon-marsh/協力:PHP研究所
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